ひなまつりに日本の音楽を感じて

こんにちは。講師の西山です。

早いことに2月も終わり、もうすぐ3月3日の『ひなまつり』がやってきますね!😊

お店にはひし餅や雛あられ、ちらし寿司といった食べ物がたくさん見られるようになりました。みなさんはどんな雛祭りを過ごすでしょうか。

そんなひなまつりといえば、この時期にはよく聞こえてくる童謡『うれしいひなまつり』(作詞:サトウハチロー 作曲:河村光陽)です。

この曲は音楽を学んだ事のある方ならお気づきかもしれませんが、西洋音楽に当てはめると長調ではなく、『短調』の曲です。短調といえば暗いイメージを持ちますよね。

しかし、この曲はひなまつりを歌った決して暗くないイメージのない歌詞があり、なんだか日本の特徴を感じるような音に聞こえませんか?

この感覚の正体は音階に隠されています。

実はこの曲、日本の伝統的な音階である『ヨナ抜き音階』で成り立っています。

ヨナ抜き音階というのは、『レ』(4番目)・『ソ』(7番目)の音がとばされている音階の事です。4と7がないので、ヨナ抜きと言います。

厳密には、このメロディーには一度だけレが登場するのですが、基本的にはこの音階のルールで成り立っています。

普段西洋音楽や現代のポップス音楽に触れる事があっても、中々日本の音楽について知る機会は少ないですよね。このような伝統行事の際には日本の良さを感じる良い機会にしたいですね!

みなさんもぜひそんな事を頭に置きつつ、歌に耳を傾けてみてください

西山